| ■ 大会のレポート |
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だんだんと冷え込みの厳しくなってきた11月の最終日曜日、今回で2度目となる川崎市小中学生大会がいよいよの開催となりました。今回の会場は、前年度の大学アメフト日本一の選手達が日々汗を流している、法政大学グランドです。法政大学の選手のみなさんは、川崎市内の小学校でのフラッグフットボールの指導にも、非常に積極的にお手伝いいただいています。いつもは学生日本一の選手達に眼を真ん丸くしている子供たちですが、今日はみんなが主役!日頃の練習の成果を思いっきり発揮してください! |
| さあ今回の大会ですが、小学生の部が通算4回目、中学生の部が通算2回目となるそうです。小中学校あわせて総勢31チームが、今回の大会にエントリーしています。中学生の部では前年の7チームから今回12チームと参加チームが増加し、川崎市の市をあげての取り組みが、着実に実を結んでいるのが分かりますね! |
| そして、今回も学校での指導で顔を合わせた選手達の姿を多数見ることができました。わざわざ私のところまで挨拶にきてくれた選手達もいます。学校で一緒にプレーした生徒さんたちが、いったいどこまでフラッグのチームとして仕上がってきているのか、私自身も非常に楽しみに今日を迎えることができました。ただし…、つい2、3日前に学校に伺って、その時にはじめてフラッグのルールを覚えた、というチームがあるのも事実!いったいどうなることやら…。 |
| そんな私の不安を、選手達は見事に吹き飛ばしてくれました!つい先日「???」という表情を浮かべていたみんなとは思えないほどのプレーを見せてくれているではありませんか!そして1勝するごとに「勝ちました!」とうれしい報告に来てくれます。 |
| ご引率なさっている先生方ともお話しする機会がありましたが、「みんな中学校最後の思い出にしようとがんばっていました。これから受験に向けてラストスパートに入りますから…。」と仰っていたのが非常に心に残りました。『仲間とのハドルが、いつまでも心に残るものになって欲しい』心からそう思いました。 |
| さて肝心の試合結果ですが、小学生の部は準決勝で春の覇者、宮前小を僅差で下した「はやぶさクラブ」が見事優勝!中学生の部では「宮前平中学校」の初優勝となりました。両校の選手、関係者のみなさま、本当におめでとうございます。なによりも子供たちの真剣な表情が眼に焼きついております。そして惜しくも敗れてしまったチームの選手たちの健闘を称えさせていただきます。今回の悔しい思いが、きっと将来どこかで役に立つことを心から願っています。 |
| 私は日々、川崎市内の小中学校にフラッグフットボールの指導員としてお邪魔させて頂いておりますが、時どき授業の最後に次のようなことをお話させて頂いています。 |
| 「たとえば長いパスが成功したら、投げた自分の投力を自慢するのではなく、捕ってくれた仲間に感謝しよう(なぜならパスは捕ってもらえなければ1ヤードも前進したことにならないのだから)。そしてそのパスを受けた人も、捕球の上手さをひけらかすのではなく、捕れるパスを投げてくれた仲間を称えよう。ただし失敗した時はおたがいに自分を責め、何が悪かったのかをとことん考えよう。」 |
| これはあらゆる物事に取り組む上で、非常に役立つ考え方だと思うのです。そして(フラッグ)フットボールには特有の考え方があるとも思っています。それは一見非常に合理的ではありますが、実は非常にシビアな部分も持ち合わせたものなのです。 |
| どういうことかというと、フットボールの持つ専門性は「得意な部分を磨いていくこと」に終始します。つまり、得意な事を人一倍努力し、苦手な事はそれを得意とする人に担ってもらう、という考え方です。一見非常に合理的ですが、その裏には、「任されたこと、自分でやると言ったことは、必ずやり切らねばならない」という責任が隠されています。 |
| 私たち講師陣はフラッグフットボールの技術もさることながら、上記のような事こそ今の子供たちに伝えていくべきことなのではないか、という思いで日々指導にあたらせて頂いています。そして今回の大会は、そのような思いの中めぐり合うことのできた子供たちの成長を目の当たりにすることができる、非常に貴重な機会となりました。 |
| この大会をご主催いただいた川崎市教育委員会様をはじめ、快く会場をご提供いただいた法政大学様、審判員としてご協力いただいたみなさま、すべての選手、関係者のみなさまに感謝するとともに、この場をお借りし厚く御礼申し上げます。 |
レポート 熊井慎一郎 日本フラッグフットボール連盟・本部委員/専任指導員 |