■1 「ボックス・イン」の理解 |
| | 攻守プレーヤーを、審判団4人を線でつないだ「ボックス」の中に全員いるように、4人が位置取りをして審判をする。当然「ボックス」は、プレーに対応して変化させる。パスプレーのときは早めに先回りして、静止して判定できるようにする。プレーを予測し対応できるよう、心構えを持って位置取りをする。 |
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| ■2 各ラインの位置・重要性を認識して判定する |
| サイドライン、ゴールライン、エンドライン、エンドラインを常に意識して動く。特にボールキャリアが、サイドラインを踏んだか踏まないか、ハーフラインを越えたかどうか(ファーストダウン獲得したかどうか)、ゴールラインを通過したかどうか(タッチダウンしたかどうか)の判定に注意する。 |
| ■3 フィールド内とフィールド外で終了したプレーに対するシグナル |
特に、ラインズマンとフィールドジャッジは、フィールド内で終了したプレーは、ホイッスルを吹きながら、同時に計時を止めないシグナルを出しながら、ボールデッド地点へ行き指し示す。
フィールドの外に出ることで終了したプレー(アウトオブバウンズ)は、ホイッスルを吹きながら、同時に計時を止めるシグナルを出しながら、ボールデッド地点へ行き指し示す。
これらのことは、特に正式計時中にとても重要です。そして、試合時間を計測しているレフリーには、サイドライン際のプレーはわかりにくいので、レフリーに対してはっきりと大きくシグナルを示してください。 |
| ■4 ボールキャリアがサイドライン際でボールデッドになりそうな場合の判定 |
| フラッグが取られるのが先か、サイドラインを踏むのが先か、足と腰を両方見る。順番としては、まず足、次に腰の位置(腰部の中心)を見る。サイドラインに近付き過ぎないように、サイドラインからやや離れて、「全体像」が見られるように位置取りして判定ことが大切。 |
| ■5 サイドライン際のパスキャッチの判定 |
| ボールが確保されているかどうか(キャッチ成立かどうか)、確保が先かサイドラインを踏むのが先か、両方見る。順番としては、まずボールが確保されているかどうか(キャッチ成立かどうか)確認する。次に足。サイドラインに近付き過ぎないように、サイドラインからやや離れて、「全体像」が見られるように位置取りして判定ことが大切。 |
| ■6 審判員同士の連携〜「ボックス・イン」のさらなる理解 |
上述のように、ラインズマンとフィールドジャッジは、まさに目の前でのプレーに対して、ボールキャリアがサイドラインを踏んだかどうか、フラッグが取られたのが先かどうかや、パスキャッチが成功か不成功かなど、一度に多くのことを見て判定しなければならず難しいところですが、他の審判員とうまく連携して判定します。別の角度から見ている他の審判員が判定できる場合もあります。
たとえば、レフリーやラインズマンはサイドライン際のプレーに対して「後追い」するわけですが(それは仕方の無いことです)、その場合、ボールキャリアがサイドラインを踏んだかどうかについては、フィールドジャッジやバックジャッジよりも良く見える場合もあります。
また、自分が管轄するのとは逆のサイドライン際のプレーでは、ボールキャリアがサイドラインを踏んだかどうかは見えにくいですが、フラッグが取られたかどうかは、近くにいる審判員よりも、はっきり見える場合もあります。良く勘違いされることとして、最も近くにいる審判員が一番正しい判定ができるとは限りません。こうしたことからも、審判員が「ボックス・イン」を理解し、有機的に動いて、お互い助け合いながら、判定できるようにします。 |
| ■7 反則が発生した場合 |
| 反則が発生した場合は、ペナルティフラッグを投げ入れます。デッドボールファウルは笛を吹いてすぐにプレーを止めます。ライブボールファウルはプレーの終了を待ちます。審判員同士で協議が必要と思った場合は随時行って、適切な判定を下します(最も近くにいる審判員が一番正しい判定ができるとは限りません)。レフリーは反則をされたチームのキャプテン・ハドルコーチに反則を適用するかどうかを聞きます。最終的にレフリーは全体に、反則名・反則した側・選手の背番号・罰則を説明します。審判員のシグナルはこちら |
| ■8 ハーフ・ディスタンス |
| 「2.罰退距離が、施行地点からゴールラインまでの距離の半分を越えてしまう場合は、ゴールまでの半分の距離の罰則を施行する。施行地点がゴールラインから10ヤード以内でゴールライン方向に罰則が課される場合にあたる(ハーフ・ディスタンス)」【公式規則19、21ページ】 「ハーフ・ディスタンス」とは、5ヤード罰退するとゴールラインを越える場合に、ゴールラインまでの半分の距離を罰退させる、と思われている方が多いのですが、そうではありません。具体的に、次の2つを比べてみればわかります。 @守備側ゴールライン手前6ヤード地点からの攻撃で守備側が反則した場合、5ヤード罰退させてもゴールラインにかからないので、「ハーフ・ディスタンス」を適用せず5ヤード罰退させて、1ヤード地点からとなる。 A守備側ゴールライン手前4ヤード地点での場合は、5ヤード罰退させるとゴールラインにかかるので、「ハーフ・ディスタンス」適用で、2ヤード地点からとなる。 @とAを比べた場合、明らかに整合性に欠けてしまいます。@の「方式」でやると、攻撃側が得をしてしまうことになります。というわけで、Aは正しいですが、@は間違いで、@もハーフ・ディスタンスを適用させなければなりません。つまり、6ヤード(10ヤード以内)ですから、ゴールラインまでの半分の3ヤード罰退させて、正しくは、3ヤード地点からとなります。 ちなみに、キディは、ハーフ・ディスタンス方式は取らず、より単純に、5ヤード罰退させてゴールラインにかからない場合は5ヤード罰退させ、かかったら、オフェンスの場合はゼロヤード地点から、ディフェンスの場合はゴール前1ヤード地点から次の攻撃で、さらに反則した場合はこれ以上罰退させられないので、同じ地点から、オフェンスはロスオブダウン、ディフェンスはオートマティック・ファーストダウンを科します(距離罰則は無し)。 |
| ■9 正式計時中の重要注意点 |
「3」にも書きましたが、フィールド内で終了したのか(計時を止めない)、アウトオブバウンズ(計時を止める)の判定は、試合時間を計測している、フィールド内中央のレフリーにはわかりにくいので、はっきりと大きくシグナルを送ります。
また、ボールデッド地点に到着して、そこを指し示してから計時を止める・止めないのシグナルを出すのでは無く(それでは遅い)、ボールデッドを確認したらすぐに、ホイッスルを吹き計時を止める・止めないのシグナルを出します(ボールデッド地点に向かいながら、シグナルを出します)。ボールデッド地点を指し示すことよりも、計時を止めるのか止めないのかのシグナルを出す方が優先されます。 また、特にラインズマンは、フォワードパス失敗かバックワードパス失敗かの判定に注意する。計時を止めるか(フォワードパスの失敗)、計時を止めないか(バックワードパスの失敗。つまり、ファンブル)かで、大きく違うからです。もちろん、次の攻撃開始地点も違ってきます。 |